口内法エックス線撮影時に被曝を懸念して躊躇する患者への説明で正しいのはどれか。2…
口内法エックス線撮影時に被曝を懸念して躊躇する患者への説明で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 「エックス線画像がないと治療は行えません」撮影しなければ治療しないという説明は患者に圧力をかけるもので、不安への適切な対応ではありません。
- ⑵ 「エックス線の照射範囲を絞って撮影します」照射野を必要な範囲に絞ることで被曝を低減する、最適化の具体的な説明です。
- ⑶ 「防護エプロンをするので被曝はありません」防護エプロンで被曝を減らせますが、被曝がなくなるわけではなく、事実に反する説明です。
- ⑷ 「通常よりエックス線の量を少なくして撮影します」通常より線量を減らすと診断に必要な画質が得られないおそれがあり、適切な説明ではありません。
- ⑸ 「エックス線画像から得られる情報で正確な診断が出来ます」撮影により正確な診断ができるという利益を伝える、正当化の説明です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑸です。被曝を心配する患者には、正当化(撮影による利益がリスクを上回ること)と最適化(被曝を合理的に低く抑えていること)の観点から、正確に説明することが大切です。照射範囲を絞って不要な部位への被曝を減らすこと、そしてエックス線画像から得られる情報で正確な診断ができることを伝えます。「治療が行えない」は患者を脅す表現で、「被曝はありません」は事実に反します。「通常より量を少なくする」は画質を落とすことになり、適切な説明ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成