二態咬合を生じやすいのはどれか。2 つ選べ。
二態咬合を生じやすいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 咬合挙上板咬合挙上板は臼歯を離開させて過蓋咬合を改善する装置で、下顎を前方に誘導しないため二態咬合を生じにくいです。
- ⑵ 咬合斜面板斜面で下顎を前方へ誘導するため、元の咬合位と誘導位の二態咬合を生じやすいです。
- ⑶ ヘッドギアヘッドギアは上顎や上顎大臼歯に作用する顎外固定装置で、下顎位を変えないため二態咬合を生じにくいです。
- ⑷ アクチバトール構成咬合で下顎を前方位に保持するため、二態咬合を生じやすいです。
- ⑸ リンガルアーチリンガルアーチは歯の移動や保隙に用いる固定式装置で、下顎位を変えないため二態咬合は生じにくいです。
解説
正解は⑵と⑷です。二態咬合は、本来の咬頭嵌合位と装置によって誘導された新しい下顎位の2つの咬合位を患者がとれる状態をいいます。咬合斜面板は上顎前歯部の斜面で下顎を前方に誘導し、アクチバトールは構成咬合で下顎を前方位に保持する機能的矯正装置で、いずれも下顎を前方に誘導するため、装置を外した際に前方位と元の位置の2つの咬合位が生じやすくなります。咬合挙上板は垂直的な挙上で前方誘導はせず、ヘッドギアやリンガルアーチは下顎位を変えません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成