成人において放射線の確定的影響〈組織反応〉が生じる最低線量はどれか。1 つ選べ。
成人において放射線の確定的影響〈組織反応〉が生じる最低線量はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 0.0005 Gy0.0005Gyは自然放射線レベルに近く、確定的影響は生じません。
- ⑵ 0.005 Gy0.005Gyは歯科のエックス線撮影数回分程度で、確定的影響は生じません。
- ⑶ 0.05 Gy0.05Gyではしきい線量に達せず、確定的影響は生じないと考えられています。
- ⑷ 0.5 Gy成人で確定的影響が生じる最低線量はおおむね0.5Gy程度とされます。
- ⑸ 5 Gy5Gyは急性放射線症候群などが明確に生じる線量で、最低線量ではありません。
解説
正解は⑷です。確定的影響(組織反応)は、ある線量(しきい線量)を超えると発生し、線量が増えるほど重症度が増す影響です。国際放射線防護委員会(ICRP)の2011年の声明では、成人で確定的影響が生じるしきい線量はおおむね0.5Gy程度とされ、白内障や循環器疾患のしきい値が0.5Gyに引き下げられました。リンパ球の減少も0.5Gy前後から認められます。0.05Gy以下では確定的影響は生じないと考えられています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成