11 歳の女児の初診時の口腔内写真(別冊No. 14)を別に示す。不正咬合の種類…
11 歳の女児の初診時の口腔内写真(別冊No. 14)を別に示す。不正咬合の種類はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 過蓋咬合過蓋咬合は前歯部の垂直被蓋が過大な状態で、臼歯部の頬舌的なすれ違いとは異なります。
- ⑵ 交叉咬合交叉咬合は上顎歯が下顎歯より舌側に位置する頬舌関係の逆転で、鋏状咬合とは逆の関係です。
- ⑶ 相対捻転相対捻転は左右の上顎中切歯が向き合うように捻転した状態で、臼歯部の咬合異常ではありません。
- ⑷ 鋏状咬合上顎歯が下顎歯の頬側を完全にすれ違って咬合面で接しない状態で、鋏状咬合にあたります。
- ⑸ V 字型歯列弓V字型歯列弓は前歯部が尖った歯列弓の形態異常で、上下の咬合関係の分類ではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷です。写真は提示されていませんが、鋏状咬合は臼歯部で上顎歯の舌側咬頭が下顎歯の頬側咬頭より頬側に位置し、上下の歯が咬合面で咬み合わずにはさみのようにすれ違う状態をいいます。上顎臼歯の頬側転位や下顎臼歯の舌側転位で生じ、片側の小臼歯部などにみられることが多いです。過蓋咬合は前歯部の垂直被蓋の過大、交叉咬合は上下の頬舌関係の逆転、相対捻転は上顎中切歯が向き合う捻転、V字型歯列弓は前歯部の尖った歯列弓形態を指します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-02.html)を加工して作成