58 歳の女性。下顎左側臼歯部の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。口腔内検…
58 歳の女性。下顎左側臼歯部の欠損による咀嚼困難を主訴として来院した。口腔内検査後、研究用模型上でも検査することとした。初診時の口腔内写真(別冊No. 14A)、研究用模型の写真(別冊No. 14B)及びワックスアップ後の模型の写真(別冊No. 14C)を別に示す。ワックスアップの目的はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 咬合高径の設定咬合高径は口腔内で決定するもので、本例のワックスアップの目的ではありません。
- ⑵ 歯冠形態の設定欠損部に適切な歯冠の大きさや形態を設定します。
- ⑶ 歯冠色調の決定ワックスは単色であり、歯冠色調の決定には用いません。
- ⑷ 欠損部空隙の確認欠損部の空隙が補綴に十分かどうかを確認します。
- ⑸ 最終補綴装置の決定最終補綴装置の種類はワックスアップだけで決定するものではありません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵と⑷です。写真は見られないため本文から考えます。研究用模型上での診断用ワックスアップでは、欠損部に補綴装置の歯冠形態をワックスで再現し、適切な歯冠の大きさや形態を設定するとともに、欠損部の近遠心的・垂直的な空隙が補綴に十分かを確認します。咬合高径は口腔内で決定し、歯冠色調はシェードテイキングで決めます。最終補綴装置の種類はワックスアップを含めた検査全体から決定します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成