コンポジットレジンと象牙質との接着界面の走査電子顕微鏡像(別冊No. 13)を別…
コンポジットレジンと象牙質との接着界面の走査電子顕微鏡像(別冊No. 13)を別に示す。矢印間の構造物の機能で正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 外来刺激の遮断象牙質表面を封鎖し、外来刺激や細菌の侵入を遮断します。
- ⑵ スミヤー層の除去スミヤー層の除去は酸処理やセルフエッチングプライマーの役割です。
- ⑶ レジンの重合促進レジンの重合促進は重合開始剤の役割で、この層の機能ではありません。
- ⑷ コラーゲン線維の溶解コラーゲン線維は溶解されず、樹脂に包まれて保持に関与します。
- ⑸ 微細機械的保持の獲得樹脂がコラーゲン線維間に浸透して微細機械的保持を得ます。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴と⑸です。画像は見られないため一般的な所見から説明します。コンポジットレジンと象牙質の接着界面では、脱灰された象牙質表層のコラーゲン線維の間にボンディング材が浸透・重合した樹脂含浸層(ハイブリッド層)が形成されます。この層は象牙細管を封鎖して外来刺激の侵入を遮断し、レジンタグとともに微細機械的保持を担って接着の主体となります。スミヤー層の除去は前処理の役割です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成