エックス線画像で判明せず、MRI で判明する顎関節の症候はどれか。1 つ選べ。
エックス線画像で判明せず、MRI で判明する顎関節の症候はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 顎関節痛障害顎関節痛障害は臨床症状で診断するもので、MRIで判明する病態とは異なります。
- ⑵ 関節円板障害関節円板は軟組織でエックス線には写らず、MRIで転位や変形を評価できます。
- ⑶ 関節突起骨折関節突起骨折は骨の病変で、エックス線画像やCTで判明します。
- ⑷ 変形性顎関節症変形性顎関節症の骨変化はエックス線画像やCTで評価できます。
- ⑸ 進行性下顎頭吸収進行性下顎頭吸収は下顎頭の骨吸収で、エックス線画像で判明します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。関節円板は線維性の軟組織であり、エックス線画像やCTには写らないため、その位置や形態の異常はMRIで初めて評価できます。MRIではプロトン密度強調像で円板の転位や変形を、T2強調像で関節液の貯留(joint effusion)を確認します。関節突起骨折や変形性顎関節症の骨変化、進行性下顎頭吸収は骨の変化なのでエックス線画像やCTで判明し、顎関節痛障害は画像よりも臨床症状で診断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成