従来型グラスアイオノマーセメント修復の処置内容と目的の組合せで正しいのはどれか。…
従来型グラスアイオノマーセメント修復の処置内容と目的の組合せで正しいのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ リン酸処理 ― 歯質接着性向上歯面処理にはポリアクリル酸を用い、リン酸処理は従来型グラスアイオノマーでは行いません。
- ⑵ バーニッシュの塗布 ― 感水防止硬化初期の感水を防ぐため、填塞直後にバーニッシュを塗布します。
- ⑶ ラウンドベベルの付与 ― 辺縁厚み確保セメントは辺縁が薄いと破折しやすいため、ベベルを付与せずバットジョイントとします。
- ⑷ リバースカーブの付与 ― 予防拡大リバースカーブは2級窩洞の形態で、予防拡大の目的で付与するものではありません。
- ⑸ カプセルタイプの使用 ― 気泡混入低減カプセルタイプは粉液比が一定で、機械練和により気泡の混入を減らせます。
解説
正解は⑵と⑸です。従来型グラスアイオノマーセメントは硬化初期に水分に触れると表面が白濁・軟化し(感水)、乾燥すると亀裂を生じるため、填塞直後にバーニッシュを塗布して感水を防ぎます。またカプセルタイプを機械練和すると粉液比が一定になり、気泡の混入も少なくなります。歯面処理にはリン酸ではなくポリアクリル酸を用います。セメントは辺縁が薄いと破折しやすいため、ベベルは付与しません。リバースカーブは2級窩洞の保持・強度のための形態です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成