夜間の歯ぎしりを訴えて受診した患者の初診時の口腔内写真(別冊No. 6A)、口腔…
夜間の歯ぎしりを訴えて受診した患者の初診時の口腔内写真(別冊No. 6A)、口腔内装置装着時の口腔内写真(別冊No. 6B)及び装着後1 か月経過した装置の写真(別冊No. 6C)を別に示す。夜間のみ装着するよう指導しており、問題なく使用できているという。患者への説明で適切なのはどれか。1 つ選べ。
- ⑴ 「日中も使ってください」睡眠時ブラキシズムが主訴で問題なく使用できているため、日中の装着は必要ありません。
- ⑵ 「このまま使ってください」装置が歯ぎしりの力を受け止めて機能しているので、このまま夜間に使用を続けてもらいます。
- ⑶ 「上顎用の装置も作ります」通常は片顎に装着すれば十分で、問題なく使えている状況で上顎用を追加する必要はありません。
- ⑷ 「すり減っている部分を削ります」すり減りは装置が機能している証拠で、削る必要はなく、削るとかえって調整が崩れます。
- ⑸ 「あと1 か月使うと歯ぎしりが止まります」スプリントは歯や顎関節を守るための装置で、ブラキシズムそのものを止める効果は期待できません。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑵です。写真は確認できませんが、装置は睡眠時ブラキシズムに対するスタビライゼーション型のオクルーザルスプリント(ナイトガード)と考えられます。装着後の装置表面にすり減りや咬合接触の跡がみられるのは、ブラキシズムの力を装置が受け止めて歯を保護している証拠です。夜間のみの使用で問題なく使えているので、このまま継続するよう説明するのが適切です。スプリントでブラキシズムそのものが消えるわけではない点も説明します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成