35 歳の女性。就寝時の歯ぎしりを主訴として来院した。診察の結果、ある装置を就寝…
35 歳の女性。就寝時の歯ぎしりを主訴として来院した。診察の結果、ある装置を就寝時に装着することとした。装置装着前の口腔内写真(別冊No. 6A)と装着時の口腔内写真(別冊No. 6B)を別に示す。この装置で防止できるのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 齲蝕装置は齲蝕を予防するものではなく、清掃不良ではむしろ齲蝕リスクとなります。
- ⑵ 歯の圧下歯の圧下を防ぐ目的の装置ではありません。
- ⑶ 歯の咬耗歯どうしの直接の接触を避け、咬耗の進行を防ぎます。
- ⑷ クラウンの破折過大な咬合力を分散し、クラウンなど補綴装置の破折を防ぎます。
- ⑸ プラークの付着プラークの付着は防げず、装置と歯の清掃が必要です。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑷です。写真は見られないため本文から考えます。就寝時のブラキシズムに対しては、歯列を覆うスタビライゼーション型のナイトガード(オクルーザルスプリント)を装着し、歯どうしの直接接触を避けて咬耗を防ぎ、歯や補綴装置にかかる過大な力を分散させてクラウンの破折を防ぎます。装置は歯ぎしり自体を止めるものではなく、齲蝕やプラーク付着の予防効果もないため、装置の清掃指導も必要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成