65 歳の女性。閉塞性睡眠時無呼吸症の診断のもと、呼吸器内科から口腔内装置製作を…
65 歳の女性。閉塞性睡眠時無呼吸症の診断のもと、呼吸器内科から口腔内装置製作を依頼されて来院した。初診時の口腔内写真(別冊No. 10A)と装置装着時の口腔内写真(別冊No. 10B)を別に示す。本装置の製作過程で記録したのはどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 咬合高径咬合高径は無歯顎の義歯製作で決定するもので、本装置では記録しません。
- ⑵ 下顎運動路下顎運動路は全調節性咬合器の調整などに用いる記録です。
- ⑶ 咬頭嵌合位上下顎の模型を正しく対向させるため、咬頭嵌合位を記録します。
- ⑷ 切端咬合位切端咬合位は本装置の前方移動量を決める基準ではありません。
- ⑸ 下顎最前方位前方移動量を決める基準として、下顎最前方位を記録します。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶と⑸です。写真は見られないため一般的な製作手順から説明します。閉塞性睡眠時無呼吸症に用いる下顎前方移動型の口腔内装置は、上下顎の印象と咬頭嵌合位の記録で模型を咬合器に装着し、下顎最前方位を記録して、そこからの移動量(一般に最大前方移動量の50〜70%程度)を決めて構成咬合を設定します。咬合高径は義歯製作、下顎運動路は全調節性咬合器の調整に用いる記録です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-02.html)を加工して作成