歯学部の実習で、抜去された1本の大臼歯を観察している。咬合面には近心舌側咬頭と遠…
歯学部の実習で、抜去された1本の大臼歯を観察している。咬合面には近心舌側咬頭と遠心頬側咬頭を結ぶ隆線がみられた。この歯が上顎第一大臼歯であると判断できる特徴として正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 咬合面に5つの咬頭があり、溝が全体としてY字形に走る。5咬頭でY字形の溝をもつのは、下顎第一大臼歯の特徴です。
- ⑵ 歯根が近心と遠心の2根に分かれ、それぞれ頬舌的に幅が広い。近遠心の2根をもつのは、下顎の大臼歯の特徴です。
- ⑶ 歯根が頬側に2根、口蓋側に1根の、合わせて3根に分かれている。上顎の大臼歯は、近心頬側根・遠心頬側根・口蓋根の3根をもちます。
- ⑷ 近心舌側咬頭と遠心頬側咬頭を結ぶ斜走隆線がある。斜走隆線は上顎大臼歯、とくに第一大臼歯にみられる特徴です。
- ⑸ 近心舌側咬頭の舌側面に、結節がみられることがある。カラベリー結節は上顎第一大臼歯の近心舌側咬頭にみられる付加的な結節です。
解説
上顎第一大臼歯と判断できるのは、斜走隆線があること、歯根が頬側に2根と口蓋側に1根の3根であること、近心舌側咬頭の舌側面に結節がみられることがあることの3つです。上顎第一大臼歯の咬合面は4つの咬頭をもつ平行四辺形に近い形で、近心舌側咬頭が最も大きく、その舌側にカラベリー結節が現れることがあります。5咬頭でY字形の溝や、近遠心の2根は下顎第一大臼歯の特徴です。
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