40歳の男性。食事のたびに強い力でかんでいるが、歯は歯槽骨の中にしっかり保たれて…
40歳の男性。食事のたびに強い力でかんでいるが、歯は歯槽骨の中にしっかり保たれている。かむ力が加わったときに歯が骨に押し込まれないよう支えている、歯根膜の主線維の性状として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 多くの線維が歯槽骨から根尖の方向へ斜めに走り、かむ力を骨を引く力に変える。斜走線維はかむ力を歯槽骨への牽引の力に変え、骨を圧迫から守ります。
- ⑵ 線維はセメント質と歯槽骨の一方にしか入り込まず、片側は遊離している。主線維の両端はシャーピー線維としてセメント質と歯槽骨に埋まっています。
- ⑶ 線維は歯根の表面と平行に縦に走り、歯を上下に動かないよう固定する。歯根と平行に走る線維はわずかで、主線維の多くは斜めに走っています。
- ⑷ 線維はおもに弾性線維で、ゴムのように伸び縮みして力を吸収する。歯根膜の主線維はコラーゲン線維で、弾性線維はわずかです。
- ⑸ 線維は一度作られると入れかわらず、生涯同じ線維が使われ続ける。歯根膜のコラーゲン線維は代謝回転が速く、絶えず作りかえられています。
解説
最も適切なのは、多くの線維が歯槽骨から根尖の方向へ斜めに走り、かむ力を骨を引く力に変えるという性状です。歯根膜の主線維はコラーゲン線維で、両端がシャーピー線維としてセメント質と歯槽骨に埋まっています。最も多い斜走線維は、歯を骨の中につり下げるように走り、かむ力を牽引の力に変えて歯槽骨に伝えます。歯根膜の線維は代謝回転が速く、矯正治療での歯の移動にも関わります。
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