45歳の男性。歯周炎の治療で、歯肉縁上と歯肉縁下のプラークと歯石を除去している。…
45歳の男性。歯周炎の治療で、歯肉縁上と歯肉縁下のプラークと歯石を除去している。歯肉縁上と歯肉縁下の違いについて正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 歯肉縁上の歯石は、主に血液中の成分から作られ、黒っぽく硬く付着する。縁上歯石は唾液の成分が石灰化したもので、白っぽく比較的もろい性状です。
- ⑵ 歯肉縁下の歯石は、歯肉溝滲出液の成分が石灰化したもので、暗褐色を帯びる。縁下歯石は血液由来の成分を含む滲出液から作られ、硬く暗い色になります。
- ⑶ 歯肉縁下のプラークには、グラム陰性の嫌気性桿菌が多く含まれる。酸素の少ない歯周ポケットの中では、嫌気性のグラム陰性桿菌が増えます。
- ⑷ 歯周ポケットの奥のプラークは、毎日の歯みがきで十分に取り除くことができる。深い歯周ポケットの中には歯ブラシが届かず、専門的な器具による除去が必要です。
- ⑸ 歯肉縁上のプラークは、運動性のある嫌気性のらせん菌が主体を占めている。縁上プラークはグラム陽性の球菌や桿菌が中心で、らせん菌は縁下に多くみられます。
解説
正しいのは、歯肉縁下のプラークにグラム陰性の嫌気性桿菌が多いこと、歯肉縁下の歯石が歯肉溝滲出液の成分から作られて暗褐色を帯びることの2つです。歯肉縁上では唾液が供給されて酸素も多く、グラム陽性の球菌が中心で、歯石も唾液の成分から白っぽく作られます。歯肉縁下では酸素が少なく、歯周病原細菌を含む嫌気性菌が増えます。深い歯周ポケットのプラークは、スケーリング・ルートプレーニングで取り除きます。
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