成熟プラークで表層部と比較した深層部の特徴はどれか。1 つ選べ。
成熟プラークで表層部と比較した深層部の特徴はどれか。1 つ選べ。
- ⑴ pH が高い。深層部は酸が蓄積しやすく、pHはむしろ低くなります。
- ⑵ 緩衝能が高い。深層部は唾液が届きにくく、緩衝能は低くなります。
- ⑶ 酸素分圧が低い。表層の細菌が酸素を消費するため、深層部の酸素分圧は低くなります。
- ⑷ 代謝産物が少ない。深層部では代謝産物が拡散しにくく、蓄積しやすくなります。
- ⑸ 酸化還元電位が高い。深層部は嫌気的で、酸化還元電位は低くなります。
解説
正解は⑶です。成熟したプラーク(口腔バイオフィルム)は厚みがあり、表層の細菌が酸素を消費するため、深層部ほど酸素分圧が低く、酸化還元電位も低い嫌気的な環境になります。そのため深層部には偏性嫌気性菌が多く生息します。また深層部は唾液が届きにくく緩衝作用を受けにくいため、細菌の代謝産物である酸が蓄積してpHが低くなりやすく、歯面の脱灰に関わります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-02.html)を加工して作成