歯科診療所で、使用した器具の再処理の手順を、感染の危険度に応じて器具を分ける考え…
歯科診療所で、使用した器具の再処理の手順を、感染の危険度に応じて器具を分ける考え方(スポルディングの分類)に沿って見直している。正しいのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ スケーラーは、使用後にアルコール綿で拭いて次の患者に用いる。スケーラーは歯肉溝内で血液に触れる器具で、洗浄後の滅菌が必要です。
- ⑵ 滅菌済みのバーは包装を外して診療台の上に並べておき、翌日の診療でも用いる。包装を外して置いた器具は汚染されるため、滅菌の状態は保たれません。
- ⑶ 抜歯鉗子は、使用するたびに超音波洗浄器で洗浄してから滅菌する。粘膜を越えて組織や血液に触れる器具は、最も危険度が高く滅菌が必要です。
- ⑷ ハンドピースは患者ごとに交換し、洗浄・注油後に高圧蒸気滅菌する。ハンドピースは内部に唾液や血液を吸い込むため、患者ごとの加熱滅菌が求められます。
- ⑸ 血圧計のカフは、目に見える汚れがなければ清拭と低水準の消毒で扱う。傷のない皮膚に触れるだけの器具は危険度が低く、清拭と低水準の消毒で足ります。
解説
正しいのは、抜歯鉗子を使用ごとに洗浄して滅菌すること、ハンドピースを患者ごとに交換して高圧蒸気滅菌すること、血圧計のカフを清拭と低水準の消毒で扱うことの3つです。スポルディングの分類では、組織や血液に触れる器具は滅菌、粘膜に触れる器具は滅菌または高水準の消毒、傷のない皮膚に触れる器具は清拭や低水準の消毒とします。スケーラーは血液に触れるため、拭くだけでは不十分です。
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