成人の正常咬合で、上下の歯が接触する様子を確かめている。中心咬合位では臼歯部が咬…
成人の正常咬合で、上下の歯が接触する様子を確かめている。中心咬合位では臼歯部が咬合力を受け止め、下顎を前方や側方へ動かしたときには前歯や犬歯が接触して臼歯部が離れる。このような咬合の考え方の利点として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 下顎を前方へ動かしたときに臼歯部が接触し、前歯部の負担を減らせる。前方運動では前歯部が誘導し、臼歯部は離れます。
- ⑵ 側方運動のときに平衡側の臼歯部が強く接触し、顎関節を保護できる。平衡側の強い接触は、歯や顎関節に負担をかけます。
- ⑶ 臼歯部と前歯部が互いを守り、歯周組織に加わる横向きの力を減らせる。相互保護咬合では、臼歯が前歯を、前歯や犬歯が臼歯を守ります。
- ⑷ 偏心運動のときに多数の歯が同時に接触し、力を全体で分け合える。偏心運動で多くの歯が同時に接触すると、横向きの力が臼歯に加わります。
- ⑸ 中心咬合位では前歯部が強く接触し、臼歯部にかかる力を減らせる。中心咬合位で強く接触して力を受け止めるのは臼歯部です。
解説
最も適切なのは、臼歯部と前歯部が互いを守り合い、歯や歯周組織に加わる横向きの力を減らせることです。中心咬合位では、歯の長軸の方向に力を受けやすい臼歯部が咬合力を受け止め、前歯部を守ります。下顎を前方や側方へ動かすときは、前歯や犬歯が下顎を誘導して臼歯部を離し、臼歯部に横向きの力がかからないようにします。この考え方を相互保護咬合といいます。
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