10歳の女児。齲蝕が多く、母親から「おやつにガムをかませたいが、歯にやさしい甘味…
10歳の女児。齲蝕が多く、母親から「おやつにガムをかませたいが、歯にやさしい甘味料はどれか」と相談された。口腔の細菌が酸を作る材料になりにくく、齲蝕を起こしにくい甘味料はどれか。
- ⑴ スクローススクロースは酸の産生に加えて不溶性グルカンの材料になり、齲蝕を起こしやすくします。
- ⑵ グルコースグルコースは口腔の細菌に分解されて酸ができます。
- ⑶ フルクトースフルクトースも口腔の細菌に分解されて酸ができます。
- ⑷ キシリトールキシリトールは口腔の細菌が酸を作る材料にほとんどなりません。
- ⑸ マルトースマルトースは分解されてグルコースになり、酸が作られます。
解説
齲蝕を起こしにくい甘味料は、キシリトールです。キシリトールは糖アルコールの一つで、ミュータンスレンサ球菌などの口腔の細菌が分解して酸を作ることがほとんどできません。そのため歯の表面の酸性化が起こりにくく、代用甘味料として使われます。スクロースはとくに齲蝕を起こしやすく、酸の材料になるだけでなく、歯面に付着する不溶性グルカンの材料にもなります。
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