47歳の女性。慢性歯周炎で歯周基本治療を受けた。再評価で一部に深い歯周ポケットが…
47歳の女性。慢性歯周炎で歯周基本治療を受けた。再評価で一部に深い歯周ポケットが残り、歯周外科治療を予定する。手術の前に確かめておくべきこととして適切なのはどれか。3つ選べ。
- ⑴ 患者自身のプラークコントロールが良好に保たれている。清掃が不良なまま手術しても再発しやすく、良好なプラークコントロールが手術の前提になります。
- ⑵ 歯周基本治療を終え、その結果を再評価している。基本治療で改善しなかった部位を再評価で確かめ、外科の対象を決めます。
- ⑶ 全身状態が外科処置に耐えられることを確かめている。糖尿病や服薬状況など、手術の安全と治癒に関わる全身の状態を事前に確認します。
- ⑷ 手術予定部位に、術前から抗菌薬の軟膏を毎日塗り続けている。術前の抗菌薬の局所塗布を続けることは手術の前提条件ではなく、耐性菌の問題もあります。
- ⑸ 出血の多い部位から、歯周基本治療より先に手術を行っている。歯周外科は基本治療と再評価の後に行うもので、基本治療を飛ばして行うものではありません。
解説
患者のプラークコントロールが良好であること、歯周基本治療を終えて再評価していること、全身状態が外科処置に耐えられることの3つを確かめます。歯周外科治療は、基本治療で炎症を抑えても深いポケットや骨欠損が残った部位に行う処置です。患者自身の清掃が不十分なまま手術を行うと、術後に再び炎症が起こり効果が失われます。また、糖尿病や抗血栓薬などの全身の状態を確認し、必要に応じて主治医と連携します。
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