35歳の男性。多数歯に齲蝕があり、全顎的に中等度の歯周炎もみられる。急性症状はな…
35歳の男性。多数歯に齲蝕があり、全顎的に中等度の歯周炎もみられる。急性症状はない。一口腔単位で治療計画を立てるとき、治療の進め方として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 歯冠修復を先に済ませ、その歯の根管治療を後から行う。根管治療は歯冠修復より先に行い、修復物で歯を封鎖して仕上げます。
- ⑵ 歯周基本治療を、最終的な補綴装置の製作より前に行う。炎症を除いて歯周組織を安定させてから、最終補綴に進みます。
- ⑶ 保存の見込みがない歯の抜歯を、計画の初期に組み込む。保存できない歯は早めに抜歯すると、周囲の歯の治療と清掃がしやすくなります。
- ⑷ 最終補綴装置を装着してから、歯周ポケットの再評価を行う。再評価は歯周基本治療のあとに行い、その結果をもとに補綴の設計を決めます。
- ⑸ 口腔清掃の指導は、歯周外科治療をすべて終えたあとに始める。口腔清掃指導は歯周基本治療の最初から行い、治療全体の土台になります。
解説
歯周基本治療を最終補綴より前に行うこと、保存できない歯の抜歯を初期に計画することの2つが適切です。急性症状がなければ、口腔清掃指導、スケーリング・ルートプレーニング、保存不可能な歯の抜歯、齲蝕の処置などの基本治療を先に行います。その後に再評価をして、必要なら歯周外科治療を行い、歯周組織が安定してから最終的な補綴装置を作ります。根管治療は歯冠修復より前に済ませます。
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