45歳の男性。歯周基本治療の後の再評価で、下顎左側第一大臼歯の近心に深い歯周ポケ…
45歳の男性。歯周基本治療の後の再評価で、下顎左側第一大臼歯の近心に深い歯周ポケットと幅の狭い垂直性の骨欠損が残り、上顎前歯部には骨欠損を伴わない線維性の歯肉の増殖による仮性ポケットが残っていた。歯周外科治療の選択について正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 組織再生誘導法は、水平性の骨吸収に用いたときに最も高い効果が得られる。水平性の骨吸収では再生の足場がなく、再生療法の効果は得られにくくなります。
- ⑵ 深い骨縁下ポケットの治療では、歯肉切除術が第一の選択となる。骨縁下ポケットには歯肉剥離掻爬手術や再生療法を選びます。
- ⑶ 歯周外科治療は、歯周基本治療を始める前の段階で行う。歯周外科治療は歯周基本治療と再評価を経てから行います。
- ⑷ エナメルマトリックスタンパク質は、狭い垂直性の骨欠損の再生に用いる。壁に囲まれた幅の狭い垂直性の骨欠損は、再生療法の効果が得られやすい形です。
- ⑸ 歯肉切除術は、骨欠損を伴わない仮性ポケットの除去に適する。骨欠損のない歯肉の増殖によるポケットは、歯肉切除術で除去できます。
解説
エナメルマトリックスタンパク質を用いる再生療法が幅の狭い垂直性の骨欠損に適すること、歯肉切除術が骨欠損のない仮性ポケットに適することの2つが正しいです。歯周外科治療は、歯周基本治療の後の再評価で残った問題に応じて方法を選びます。壁に囲まれた垂直性の骨欠損は再生療法の対象になり、骨欠損を伴わない歯肉の増殖は歯肉切除術で除去します。水平性の骨吸収は再生の足場がなく、再生療法の効果は得られにくくなります。
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