55 歳の男性。左下腿切断術後で入院中である。2 か月前の休日に交通事故に遭い、…
55 歳の男性。左下腿切断術後で入院中である。2 か月前の休日に交通事故に遭い、左膝下10 cm の部位で切断した。現在、医療保険によって製作した義足を装着してリハビリテーションを行っており、1 週間後に退院予定である。職業は広告会社の管理職であり、1 か月後に職場復帰を目指している。退院に向け、患者に勧めるべきなのはどれか。
- ⑴ 失業等給付の申請職場復帰を予定しており、失業していないため失業等給付の対象ではありません。
- ⑵ 要介護認定の申請55歳で、下腿切断は介護保険の特定疾病に該当せず、要介護認定の対象ではありません。
- ⑶ 身体障害者手帳の申請下腿切断は身体障害者手帳の対象で、補装具費などの支援を受けられます。
- ⑷ 成年後見制度の利用手続判断能力に問題はなく、成年後見制度の利用は不要です。
- ⑸ 労働災害休業給付の申請休日の交通事故で業務災害ではなく、労災保険の対象ではありません。
解説
正解は⑶です。下腿切断により義足を使用する状態であり、身体障害者福祉法に基づく身体障害者手帳の交付対象となります。手帳を取得すると、補装具費(義足の修理や再製作)の支給、税の控除、公共交通機関の割引、障害者雇用制度の活用など、職場復帰や生活を支える支援が受けられます。休日の交通事故で業務災害ではなく、職場復帰予定で失業もしていません。要介護認定は40〜64歳では特定疾病が対象で、成年後見制度は判断能力の低下が要件です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成