37 歳の女性。8 か月前に感染性心内膜炎から脳梗塞をきたし、リハビリテーション…
37 歳の女性。8 か月前に感染性心内膜炎から脳梗塞をきたし、リハビリテーションを行っているが右不全片麻痺が残存している。言語障害はなく、食事は左手でスプーンを使ってできるが、着替えやトイレ動作には介助が必要であり、通院も家族の付き添いが必要である。38 歳の正社員の夫、10 歳の長女と3 人暮らし。本人は、これまで正社員として勤務していたが、現在は休職中で復職の見込みは立っていない。この患者が利用できるのはどれか。
- ⑴ 介護保険介護保険は原則65歳以上、40〜64歳は特定疾病が対象で、37歳は対象外です。
- ⑵ 障害年金後遺障害で生活や就労が制限されており、障害年金の対象となりえます。
- ⑶ 生活保護夫が正社員として就労しており、生活保護の対象とは考えにくいです。
- ⑷ 労災保険感染性心内膜炎による脳梗塞は業務上の傷病ではなく、労災保険の対象外です。
- ⑸ 指定難病医療費助成制度脳梗塞や感染性心内膜炎は指定難病ではありません。
解説
正解は⑵です。37歳で脳梗塞による右片麻痺が残存し、日常生活や就労に支障をきたしています。障害年金は病気やけがで生活や仕事が制限される場合に支給され、原則は初診日から1年6か月後ですが、脳血管障害では初診日から6か月以上経過して症状が固定した場合に認定されることがあります。介護保険は40歳未満では対象外で、労災保険は業務上の傷病が対象です。夫が正社員で生活保護の対象とは考えにくく、脳梗塞は指定難病に含まれない点も確認しておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成