ソクマル医師

78 歳の女性。発熱を主訴に来院した。3 週間前から発熱が続いているため受診した…

78 歳の女性。発熱を主訴に来院した。3 週間前から発熱が続いているため受診した。発熱以外に症状は認めない。6 週間前に歯科治療を受けている。体温38.5 ℃。脈拍72/分、整。血圧120/82mmHg。呼吸数18/分。SpO2 98 %(roomair)。眼瞼結膜に点状出血を認める。心尖部に心雑音を聴取する。呼吸音に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。両下腿に浮腫を認める。左示指に有痛性の結節を認める。髄膜刺激症候はない。尿所見:蛋白(±)、糖(-)、潜血(-)、沈渣に赤血球1 ~2 /HPF、白血球1 ~2 /HPF を認める。血液所見:赤血球370 万、Hb 11.0 g/dL、Ht 33 %、白血球11,000、血小板16 万。血液生化学所見:総蛋白6.2 g/dL、アルブミン3.3 g/dL、ALT 26 U/L、クレアチニン0.6mg/dL。CRP 5.8 mg/dL。最も優先して行うべき培養検査はどれか。

解説

正解は⑷です。歯科治療後に3週間続く発熱があり、心雑音、眼瞼結膜の点状出血、指の有痛性結節(Osler結節)を認めることから、感染性心内膜炎が強く疑われます。診断には修正Duke基準が用いられ、血液培養での典型的菌の検出と心エコーでの疣贅の確認が大基準です。抗菌薬投与前に、異なる部位から少なくとも2〜3セットの血液培養を採取することが最も優先されます。歯科処置後の場合は緑色レンサ球菌が原因菌として多いとされます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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