10 か月の健常な乳児に認める反射はどれか。
10 か月の健常な乳児に認める反射はどれか。
- ⑴ 物が手掌に触れると強く握る。手掌把握反射は原始反射で、生後3〜4か月ごろに消失します。
- ⑵ 仰臥位で頭を右側に回転すると同側の上下肢が伸展する。非対称性緊張性頸反射は原始反射で、生後4〜6か月ごろに消失します。
- ⑶ 仰臥位で頭に手を添え落下させると上肢が外転・伸展する。Moro反射は原始反射で、生後4〜5か月ごろに消失します。
- ⑷ 両脇を支えて床に足をつけると歩行するような動きをする。自動歩行は原始反射で、生後2か月ごろまでに消失します。
- ⑸ 懸垂位で頭を急に床に投げ出すように向けると両手を伸ばす。パラシュート反射は生後9〜10か月ごろに出現し、生涯持続する姿勢反射です。
解説
正解は⑸です。パラシュート反射は、乳児を腹臥位で抱き上げて急に頭を下方へ傾けると、両上肢を伸展して手を開き身体を支えようとする反射で、生後9〜10か月ごろに出現し生涯持続します。10か月の健常児では認められます。一方、手掌把握反射、非対称性緊張性頸反射、Moro反射、自動歩行は原始反射で、多くは生後4〜6か月ごろまでに消失し、10か月で残存する場合は脳性麻痺などの中枢神経障害を疑います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成