症候と疾患の組合せで誤っているのはどれか。
症候と疾患の組合せで誤っているのはどれか。
- ⑴ 排尿障害 ― 腰部脊柱管狭窄症正しい組合せです。馬尾が圧迫されると膀胱直腸障害による排尿障害をきたします。
- ⑵ 歩行障害 ― 頸椎性脊髄症正しい組合せです。頸椎性脊髄症では痙性歩行などの歩行障害がみられます。
- ⑶ 腰背部痛 ― 解離性大動脈瘤正しい組合せです。大動脈解離では解離の進展に伴い腰背部痛を生じます。
- ⑷ 下肢の冷感 ― 深部静脈血栓症深部静脈血栓症では患肢の腫脹や熱感がみられ、冷感は動脈閉塞の所見であるため誤りです。
- ⑸ 膝関節腫脹 ― 偽痛風正しい組合せです。偽痛風は膝関節に好発し、関節の腫脹と疼痛をきたします。
解説
正解は⑷です。深部静脈血栓症では静脈の還流が障害されるため、患肢の腫脹、疼痛、熱感、発赤、表在静脈の怒張がみられ、冷感は伴いません。下肢の冷感や蒼白は急性動脈閉塞症や末梢動脈疾患など動脈の血流障害を示す所見です。腰部脊柱管狭窄症(馬尾型)では排尿障害、頸椎性脊髄症では痙性歩行などの歩行障害、解離性大動脈瘤では胸背部から腰背部の激痛、偽痛風ではピロリン酸カルシウム結晶による膝関節の腫脹がみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成