抗リン脂質抗体症候群の徴候はどれか。2 つ選べ。
抗リン脂質抗体症候群の徴候はどれか。2 つ選べ。
- ⑴ 脳梗塞動脈血栓症として若年性の脳梗塞をきたすことが代表的です。
- ⑵ 不育症胎盤の血栓などにより流産を繰り返す不育症の原因となります。
- ⑶ 早発閉経早発閉経は抗リン脂質抗体症候群の徴候ではありません。
- ⑷ 指尖陥凹性瘢痕指尖陥凹性瘢痕は全身性強皮症でみられる所見です。
- ⑸ 口腔粘膜再発性潰瘍口腔粘膜の再発性潰瘍はBehçet病やSLEの所見です。
解説
正解は⑴と⑵です。抗リン脂質抗体症候群は、抗カルジオリピン抗体、ループスアンチコアグラント、抗β2-グリコプロテインⅠ抗体などの抗リン脂質抗体により、動静脈の血栓症と妊娠合併症をきたす自己免疫疾患です。動脈血栓では若年性の脳梗塞が、静脈血栓では深部静脈血栓症や肺塞栓症が代表的で、妊娠合併症として習慣流産・不育症、子宮内胎児死亡、妊娠高血圧腎症などがみられます。網状皮斑や血小板減少もみられ、治療には抗凝固療法などを行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成