ソクマル医師

67 歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。2 週間前から労作時呼吸困難が出…

67 歳の男性。労作時呼吸困難を主訴に来院した。2 週間前から労作時呼吸困難が出現し、急速に悪化したため受診した。手の皮膚所見(別冊No. 26)を別に示す。両側の肘と膝の伸側に落屑を伴う紅斑を認める。両側下肺野にfine crackles を聴取する。徒手筋力テストで、両側三角筋および大腿四頭筋は4 。胸部単純CT で下葉にすりガラス陰影および牽引性気管支拡張を認める。診断に最も有用な自己抗体はどれか。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑵です。手の皮膚所見(Gottron丘疹や逆Gottron徴候、メカニクスハンドなど)と、肘・膝伸側の落屑を伴う紅斑(Gottron徴候)があり、軽度の近位筋力低下を伴うことから皮膚筋炎が考えられます。さらに2週間で急速に悪化する間質性肺炎を合併しています。抗MDA5抗体陽性の皮膚筋炎は筋症状が軽微で、急速進行性間質性肺炎を高率に合併し予後不良であるため、早期に診断して強力な免疫抑制療法を行う必要があります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-01.html)を加工して作成

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