乳児で緊急処置を要するバイタルサインはどれか。
乳児で緊急処置を要するバイタルサインはどれか。
- ⑴ 体温 ― 38.0 ℃38.0℃は発熱ですが、それだけで緊急処置を要するバイタルサインではありません。
- ⑵ 脈拍 ― 52/分乳児の脈拍52/分は高度の徐脈で、循環不全や低酸素を示す危険な徴候であり緊急処置を要します。
- ⑶ 血圧 ― 76/52mmHg乳児の収縮期血圧は70 mmHg以上が目安で、76/52 mmHgは許容範囲内です。
- ⑷ 呼吸数 ― 36/分乳児の呼吸数は30〜50/分程度が正常で、36/分は正常範囲です。
- ⑸ SpO2 ― 96 %(room air)SpO2 96%は室内気で概ね正常範囲であり、緊急処置は不要です。
解説
正解は⑵です。乳児の正常な脈拍はおよそ100〜160/分で、52/分は高度の徐脈に当たります。小児では心拍出量が心拍数に強く依存するため、徐脈は循環不全を招きやすく、低酸素血症が原因であることが多い危険な徴候です。小児の救命処置では、心拍数60/分未満で循環不良を伴えば胸骨圧迫を開始します。体温38.0℃、血圧76/52 mmHg、呼吸数36/分、SpO2 96%は、乳児としてはいずれも緊急処置を要する値ではないと判断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-01.html)を加工して作成