原発性硬化性胆管炎に合併することが多いのはどれか。
原発性硬化性胆管炎に合併することが多いのはどれか。
- ⑴ 虚血性腸炎高齢者の動脈硬化などによる大腸の虚血性疾患で、原発性硬化性胆管炎との関連はありません。
- ⑵ 偽膜性腸炎抗菌薬投与後のClostridioides difficile感染症で、原発性硬化性胆管炎との関連はありません。
- ⑶ 大腸憩室炎大腸憩室の炎症で、原発性硬化性胆管炎との関連はありません。
- ⑷ 潰瘍性大腸炎原発性硬化性胆管炎に高頻度に合併する炎症性腸疾患です。
- ⑸ 過敏性腸症候群器質的疾患のない機能性腸疾患で、原発性硬化性胆管炎との関連はありません。
解説
正解は⑷です。原発性硬化性胆管炎は、肝内外の胆管に線維性の狭窄を生じる原因不明の慢性胆汁うっ滞性疾患で、炎症性腸疾患、特に潰瘍性大腸炎を高頻度に合併することが知られています。欧米では患者の約70%、日本でも約30〜40%に炎症性腸疾患の合併がみられます。そのため、原発性硬化性胆管炎と診断された場合は大腸内視鏡検査で腸病変を検索し、合併例では大腸癌や胆管癌の発生にも注意して経過を観察します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成