54歳の女性。胆嚢結石を指摘されている。昨日から右上腹部の痛みが続き、38.2℃…
54歳の女性。胆嚢結石を指摘されている。昨日から右上腹部の痛みが続き、38.2℃の発熱がある。腹部超音波検査で、胆嚢が腫れて壁が厚くなり、胆嚢の出口に結石がはまり込んでいる。全身の状態は安定しており、重い持病はない。治療方針として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 結石を溶かす薬を数年間飲み続け、手術は行わない急性胆嚢炎の急性期に結石を溶かす薬で対応することはありません。
- ⑵ 胆嚢の炎症が完全に治まるまで、数年間手術を待つ発症後早い時期の手術の方が、合併症が少なく入院期間も短くなります。
- ⑶ 腹部を強くマッサージして、結石を腸に押し出す炎症のある胆嚢を圧迫すると穿孔の危険があり、行いません。
- ⑷ 痛み止めを出して帰宅させ、症状が消えたら治療は終わりとする結石がはまり込んで炎症を起こしており、放置すると穿孔や再発の危険があります。
- ⑸ 抗菌薬などで治療しつつ、早い時期に胆嚢を摘出する手術を行う全身状態のよい急性胆嚢炎では、発症から早い時期に胆嚢摘出術を行うことが勧められ、再発や合併症を減らせます。
解説
最も適切なのは、抗菌薬などで治療しつつ、早い時期に胆嚢を摘出する手術を行うことです。急性胆嚢炎の多くは、胆嚢の出口に結石がはまり込んで胆汁がたまり、細菌感染が加わって起こります。全身状態が安定し手術に耐えられる人では、発症から早い時期に腹腔鏡下胆嚢摘出術を行うことが勧められ、再発や穿孔などの合併症を防げます。重症で手術が難しい場合は、まず胆嚢に管を入れて胆汁を外に出す処置を行います。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。