68歳の男性。心房細動でワルファリンを内服している。外来で、血液が固まるまでの時…
68歳の男性。心房細動でワルファリンを内服している。外来で、血液が固まるまでの時間を調べる検査のため、研修医が採血を行う。この検査に使う採血管には、血液が固まるのを防ぐ薬液があらかじめ一定量入っている。採血の方法として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 採血管に血液を入れたあと、泡立つほど強く何度も振って薬液とよく混ぜる強く振ると血球が壊れて凝固の検査に影響します。静かに数回転倒して混ぜます。
- ⑵ 採血管に血液を入れたあと、薬液とは混ぜずにそのまま立てて検査室へ届ける混ぜないと採血管の中で血液が固まり、正しく測定できなくなります。
- ⑶ 血液が足りないときは、表示線の半分ほどの量でも測定に出してかまわない血液が少ないと薬液の割合が高くなって検査の値がずれるため、正しい結果が得られません。
- ⑷ 駆血帯を5分以上巻いたまま手を何度も握ったり開いたりしてもらい、血管を浮かせて採る長時間の駆血や手の運動は血液の成分を変え、検査の値に影響を与えます。
- ⑸ 採血管の表示線の位置まで、決められた量の血液を過不足なく正確に入れる凝固検査の採血管は、中の薬液と血液の割合が決められています。量が足りないと薬液の割合が高くなり、固まるまでの時間が実際より長く出ます。
解説
最も適切なのは、採血管の表示線の位置まで、決められた量の血液を正確に入れることです。血液が固まるまでの時間を調べる検査の採血管には、クエン酸ナトリウムの薬液が入っており、血液との割合が9対1になるように作られています。血液が少ないと薬液の割合が高くなり、固まるまでの時間が実際より長く出てしまいます。採血後は泡立てないよう静かに転倒して混ぜ、長時間の駆血も避けます。
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