座位の患者からの鼻咽頭ぬぐい液の採取手順で誤っているのはどれか。
座位の患者からの鼻咽頭ぬぐい液の採取手順で誤っているのはどれか。
- ⑴ 個人防護具を着用する。飛沫による感染を防ぐため、個人防護具の着用は正しい手順です。
- ⑵ 患者の側方に立つ。飛沫を浴びないよう患者の側方に立つのは正しい手順です。
- ⑶ 患者の頭部が動かないよう支える。急な体動による損傷を防ぐため、頭部を支えるのは正しい手順です。
- ⑷ 綿棒を患者の鼻孔から上方に向けて挿入する。上方に向けると鼻腔上部を損傷するため、鼻腔底に沿って水平に挿入します。この手順が誤りです。
- ⑸ 咽頭後壁からぬぐい液を採取する。鼻咽頭後壁で綿棒を回転させて採取するのは正しい手順です。
解説
正解は⑷です。鼻咽頭ぬぐい液の採取では、綿棒を鼻孔から上方に向けて挿入すると、鼻腔の上方(嗅裂や篩板)に当たって痛みや損傷、出血を起こすため誤りです。正しくは、綿棒を鼻孔から顔面に対して垂直に、鼻腔底に沿って耳孔の方向へ水平に挿入し、抵抗を感じたところ(鼻咽頭後壁)で数回回転させて採取します。採取者は個人防護具を着用し、くしゃみや咳による飛沫を避けるため患者の側方に立ち、頭部を支えて行います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-01.html)を加工して作成