26歳の男性。てんかんと診断されている。駅のホームで突然倒れ、全身を硬くしたあと…
26歳の男性。てんかんと診断されている。駅のホームで突然倒れ、全身を硬くしたあと、手足をがくがくと震わせ始めた。周りにいた研修医が駆けつけた。男性はホームの端からは離れた位置にいる。発作が続いている間の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 手足の震えを止めるため、数人で手足を強く押さえつけておく。押さえつけると骨折や脱臼を起こすおそれがあります。動きは止めずに見守ります。
- ⑵ 発作を止める薬を飲ませるため、口を開けて水と一緒に流し込む。発作中に口から薬や水を与えると誤嚥や窒息を起こします。
- ⑶ 舌をかまないよう、口の中にタオルや割りばしを差し込んでおく。口に物を入れると歯が折れたり窒息したりする危険があります。行ってはいけません。
- ⑷ 周りの危険な物を遠ざけ、頭を守って発作の時間を計る。発作中は無理に止めようとせず、けがを防いで見守り、持続時間を確かめるのが基本です。
- ⑸ 意識を戻すため、顔に冷たい水をかけて大きな声で呼びかけ続ける。水をかけても発作は止まらず、誤嚥の危険が増えます。
解説
周りの危険な物を遠ざけ、頭を守りながら発作の時間を計って見守るのが適切です。けいれん発作の最中は、無理に止めようとせず、周囲の物にぶつかってけがをしないように環境を整えます。口に物を入れたり、手足を押さえつけたりすると、歯の損傷、窒息、骨折の原因になります。発作が治まったら横向きにして気道を保ちます。発作が5分以上続く場合や繰り返す場合は、救急要請が必要です。
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