78歳の男性。5年前に脳梗塞を起こし、その後遺症で飲み込みが悪くなっていた。1週…
78歳の男性。5年前に脳梗塞を起こし、その後遺症で飲み込みが悪くなっていた。1週前から発熱と咳があり、食べ物が気管に入ったことによる肺炎と診断されて入院し、治療を受けていたが本日死亡した。主治医が死亡診断書の「死亡の原因」欄に、直接の死因から順に記載するときの並びとして最も適切なのはどれか。
- ⑴ 老衰 → 誤嚥性肺炎 → 脳梗塞高齢であっても、具体的な病名で死因が説明できる場合は老衰とは書きません。直接の死因も肺炎です。
- ⑵ 脳梗塞 → 嚥下障害 → 誤嚥性肺炎発生した順に並べると、直接の死因が最後になってしまいます。記載は直接の死因から始めます。
- ⑶ 嚥下障害 → 誤嚥性肺炎 → 脳梗塞直接死亡をもたらしたのは肺炎です。因果の流れに沿った並びになっていません。
- ⑷ 誤嚥性肺炎 → 嚥下障害 → 脳梗塞直接の死因を最初に書き、それを引き起こした原因をさかのぼって順に書きます。
- ⑸ 誤嚥性肺炎 → 脳梗塞 → 嚥下障害嚥下障害は脳梗塞の後遺症で生じたもので、脳梗塞の原因ではありません。因果の向きが逆です。
解説
誤嚥性肺炎、嚥下障害、脳梗塞の順に書くのが適切です。死亡診断書の死亡の原因欄には、まず死亡に直接つながった病名を書き、次にその原因となった病態を、因果関係をさかのぼって順に記載します。この男性では、脳梗塞の後遺症で嚥下障害が生じ、それによって誤嚥性肺炎を起こして死亡しました。発生した順に並べたり、原因と結果の向きを入れ替えたりするのは適切ではありません。
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