45歳の男性。急性腰痛症で受診した。診察の結果、3日間の安静で職場に戻れる見込み…
45歳の男性。急性腰痛症で受診した。診察の結果、3日間の安静で職場に戻れる見込みと判断した。男性は「会社を長く休みたいので、診断書には2週間の療養が必要と書いてほしい」と求めた。医師の対応として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 判断を会社に委ねるため、療養期間の欄を空白にして交付する。療養期間は医師が医学的に判断して記載するものです。空白にすると証明の役割を果たしません。
- ⑵ 求めた内容に応じられない以上、診断書の交付そのものを断る。診断書の交付を求められたら、正当な理由がなければ拒めません。事実に基づいて書けば交付できます。
- ⑶ 事実と異なる期間は書けないと説明し、3日間の療養を要すると記載する。診断書は医師の診察に基づいて事実を記載する文書です。求めに応じて事実と異なる内容を書くことはできません。
- ⑷ 職場の産業医に連絡し、休む期間を産業医に決めてもらってから記載する。診断書には自分の診察に基づく判断を書きます。期間を他の医師に決めてもらうものではありません。
- ⑸ 本人の希望を尊重し、2週間の療養を要すると記載して交付する。事実と異なる診断書を作ると、虚偽診断書の作成として刑法上の罪に問われます。
解説
診察の結果と異なる期間は書けないことを説明し、3日間の療養を要すると記載して交付するのが適切です。診断書は医師が自ら診察した結果に基づいて事実を証明する文書で、求めに応じて事実と異なる内容を書くと虚偽診断書の作成にあたります。一方、医師は診断書の交付を求められたときは、正当な理由がなければ拒めません。期間を空白にしたり、他の医師に決めてもらったりするのも不適切です。
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