46歳の男性。今朝起きたとき、右耳がほとんど聞こえないことに気づいた。耳鳴りと耳…
46歳の男性。今朝起きたとき、右耳がほとんど聞こえないことに気づいた。耳鳴りと耳の詰まった感じがあり、軽いめまいもある。耳の痛みや耳だれはなく、かぜもひいていない。耳鏡で鼓膜に異常はない。この男性への説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 内耳の急な障害が疑われ、治療を早く始めるほど回復しやすい。突然の片側の感音難聴で、早期の治療開始が回復に関わるため、当日のうちに耳鼻咽喉科での治療を勧めます。
- ⑵ 鼓膜の奥に液体がたまっており、数週間で自然に抜けるのを待てばよい。鼓膜に異常はなく、中耳に液体がたまった所見はありません。待つと治療の機会を逃します。
- ⑶ 年齢とともに両耳の聞こえが少しずつ落ちる変化が始まっている。加齢による難聴は両側にゆっくり進みます。片耳が一晩で聞こえなくなる経過とは合いません。
- ⑷ 耳の奥の神経に良性の腫瘍ができ、聞こえが少しずつ落ちている。聴神経の腫瘍による難聴は多くが月や年の単位でゆっくり進みます。一晩で聞こえなくなる経過とは合いません。
- ⑸ 耳あかが詰まっているので、耳掃除をすれば聞こえは元に戻る。耳鏡で鼓膜が見えており、耳あかによる閉塞はありません。
解説
内耳の急な障害が疑われ、治療を早く始めるほど回復しやすいと説明するのが最も適切です。原因のはっきりしない、突然起こる片側の感音難聴を突発性難聴といい、耳鳴りや耳の詰まった感じ、めまいを伴うことがあります。鼓膜は正常で、聴力検査で内耳の障害を確かめます。発症から治療開始までの期間が長いほど回復しにくくなるため、様子を見ずに速やかに耳鼻咽喉科で治療を受けてもらいます。
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