72歳の女性。夕方、暗い部屋でテレビを見ていたところ、突然、右眼の強い痛みとかす…
72歳の女性。夕方、暗い部屋でテレビを見ていたところ、突然、右眼の強い痛みとかすみ、頭痛、吐き気が起こった。右眼は充血し、角膜は濁り、瞳孔は中くらいに開いて対光反射が鈍い。右眼を指で触れると硬く感じる。この症状の原因として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 眼の中の液体の出口がふさがり、眼圧が急に上がった。隅角が閉じて房水が流れ出なくなり、眼圧が急上昇した急性緑内障発作の所見です。
- ⑵ 水晶体が年齢とともに濁り、光が届きにくくなった。白内障はゆっくり進む視力低下で、突然の痛みや充血は起こしません。
- ⑶ 細菌が結膜に感染し、膿のような目やにが増えた。細菌性結膜炎では視力はほぼ保たれ、瞳孔の異常や眼球の硬さはありません。
- ⑷ 網膜の中心の動脈が詰まり、網膜への血流が途絶えた。網膜中心動脈閉塞では急に見えなくなりますが、眼痛や充血、眼球の硬さは伴いません。
- ⑸ 網膜が後ろの層からはがれ、視野の一部が欠けた。網膜剥離は痛みを伴わず、充血や角膜の濁りも見られません。
解説
眼の中の液体である房水の出口がふさがり、眼圧が急に上がったことが原因です。急性緑内障発作は、もともと前房が浅い高齢の女性などで、暗い所で瞳孔が開いたときに隅角が閉じて起こります。眼痛、視力低下、充血、角膜の濁り、中くらいに開いた瞳孔、眼球の硬さに加え、頭痛や吐き気を伴うため、頭や胃腸の病気と間違えないことが大切です。急いで眼圧を下げる治療が必要です。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。