34歳の男性。統合失調症で5年前から精神科の外来に通院し、抗精神病薬を続けている…
34歳の男性。統合失調症で5年前から精神科の外来に通院し、抗精神病薬を続けている。症状は落ち着いているが、アルバイトの収入が少なく、「毎月の通院と薬の費用が負担で、通院をやめようかと思う」と話した。医療費の負担を軽くするために利用できる制度として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 労働災害で療養する人に給付される労働者災害補償保険労災保険は仕事が原因の病気やけがに対する制度で、本例の統合失調症には用いません。
- ⑵ 雇用保険に加入して働いていた人が離職したときに受ける失業等給付雇用保険の給付は失業時の生活を支えるもので、通院医療費の負担軽減ではありません。
- ⑶ 判断能力が不十分な人の財産を守るための成年後見制度成年後見制度は財産管理や契約を支える制度で、医療費の自己負担を軽くするものではありません。
- ⑷ 精神疾患の通院医療費の自己負担を軽くする自立支援医療精神疾患で継続して通院する人は、自立支援医療を申請すると外来や薬の自己負担が原則1割に軽くなります。
- ⑸ 原因不明で治療法の確立していない病気の医療費を助成する指定難病の制度統合失調症は指定難病ではありません。難病の医療費助成の対象になりません。
解説
精神疾患の通院医療費の自己負担を軽くする自立支援医療が最も適切です。統合失調症のように継続して通院治療が必要な精神疾患では、障害者総合支援法に基づく自立支援医療(精神通院医療)を申請すると、外来の診療や薬の自己負担が原則1割に軽くなり、所得に応じた上限も設けられます。費用を理由に治療を中断すると再発の危険が高まるため、制度の利用を案内することが大切です。
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