62歳の男性。坂道を上ると胸が締めつけられ、休むと数分で治まる。冠動脈の検査で狭…
62歳の男性。坂道を上ると胸が締めつけられ、休むと数分で治まる。冠動脈の検査で狭窄が見つかり、労作性狭心症と診断された。発作時に使う硝酸薬の舌下錠を処方することになった。男性は以前から別の医療機関で勃起障害の治療薬を処方されていると話した。説明として最も適切なのはどれか。
- ⑴ 硝酸薬は飲み込んで使う薬なので、食後に水で服用する。舌下錠は舌の下で溶かして使うもので、飲み込むと肝臓で分解されて効きません。
- ⑵ 胸痛が出たら硝酸薬を続けて10回まで使い、受診は控える。数回使っても治まらない胸痛は心筋梗塞の可能性があり、すぐに受診が必要です。
- ⑶ 勃起障害の治療薬を飲むと、硝酸薬の効き目が弱まるので量を倍にする。併用で効き目が弱まるのではなく、作用が強まって危険な低血圧を起こします。
- ⑷ 両方の薬は働き方が異なるので、同じ日に使っても問題ない。両者はいずれも血管を広げる作用があり、併用は危険です。
- ⑸ 勃起障害の治療薬と併用すると、血圧が大きく下がる危険がある。ホスホジエステラーゼ5阻害薬と硝酸薬はともに血管を広げ、併用すると重い低血圧を起こすため、併用してはいけません。
解説
勃起障害の治療薬と硝酸薬を同じ時期に使うと、血圧が大きく下がる危険がある、と説明するのが最も適切です。勃起障害の治療に使われるホスホジエステラーゼ5阻害薬は、硝酸薬と同じく血管を広げる仕組みを強めるため、併用すると重い低血圧を起こし、命にかかわることがあります。狭心症の患者には、ほかの医療機関の薬も含めて服用歴を確かめ、併用しないよう指導します。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。