注射剤調剤として適切なのはどれか。2つ選べ。
注射剤調剤として適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 抗がん剤を調製する場合は、陰圧操作で行う。陰圧操作により抗がん剤の飛散やエアロゾル化を防ぎ曝露を減らせるため、適切です。
- ⑵ 使用期限が長い方の注射剤を優先的に払い出す。使用期限切れを防ぐため、期限の短い方から先に払い出すのが原則です。
- ⑶ 箱を開封したばかりの輸液製剤であっても、液漏れがないことを確認する。開封直後でも輸送中の破損などで液漏れが起きている可能性があり、確認するのは適切です。
- ⑷ 輸液製剤のゴム栓のシールがはがれている場合、目視でゴム栓に異常がなければ、そのまま調剤する。シールがはがれたゴム栓は汚染の可能性があり、目視で異常がなくてもそのまま調剤してはいけません。
- ⑸ 閉鎖式薬物移送システム(CSTD)は、無菌性を向上させる目的で使用する。閉鎖式薬物移送システムの主な目的は、抗がん剤による医療従事者の曝露防止です。
解説
正解は⑴と⑶です。抗がん剤の調製では、薬剤のエアロゾル化や飛散による曝露を防ぐため、バイアル内を陰圧に保って操作します。また輸液製剤は輸送時などに破損している可能性があるため、箱を開けたばかりでも液漏れや異物、変色がないか確認します。払い出しは使用期限の短いものから優先して行います。ゴム栓のシールがはがれている製剤は汚染の可能性があるため使用しません。閉鎖式薬物移送システムは調製者の曝露防止を主な目的とする器具です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成