固形製剤の造粒に用いられる製剤機械ア~オに関する記述として、正しいのはどれか。2…
固形製剤の造粒に用いられる製剤機械ア~オに関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ アは、粉砕、混合、造粒、乾燥操作を連続的に行うことができる。アの機械では、粉砕、混合、造粒、乾燥のすべてを連続的に行うことはできません。
- ⑵ イは、重質で粒度のそろった円柱状の造粒物が得られる。重質で粒度のそろった円柱状の造粒物が得られるのは押出し造粒機の特徴で、イの機械には当てはまりません。
- ⑶ ウは、熱及び水に不安定な薬物の造粒に適している。ウは結合液や加熱乾燥を用いない乾式造粒の機械で、熱や水に不安定な薬物の造粒に適しています。
- ⑷ エは、液滴形状を反映した比較的小さな球形状あるいは丸みを帯びた造粒物が得られる。エは噴霧乾燥造粒の機械で、液滴形状を反映した小さな球形あるいは丸みを帯びた造粒物が得られます。
- ⑸ オは、軽質で圧縮成形に適した不定形状の造粒物が得られる。オの機械で得られる造粒物は、軽質で圧縮成形に適した不定形状のものではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。熱や水に不安定な薬物の造粒には、結合液や乾燥工程を必要としない乾式造粒(ローラーコンパクターなどによる圧縮造粒)が適しています。噴霧乾燥造粒では、薬物と結合剤を含む液を熱風中に噴霧して乾燥させるため、液滴の形を反映した小さな球形や丸みを帯びた造粒物が得られます。重質で粒度のそろった円柱状の造粒物は押出し造粒機の特徴で、流動層造粒機では軽質で多孔性の造粒物が得られます。粉砕から乾燥までを一台で連続的に行う機械ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成