医薬品の原薬を微粉砕することによって増大するのはどれか。1つ選べ。ただし、粉砕に…
医薬品の原薬を微粉砕することによって増大するのはどれか。1つ選べ。ただし、粉砕による二次粒子の形成はないものとする。
- ⑴ 流動性微粉砕すると粒子間の付着力が相対的に大きくなり、流動性は低下します。
- ⑵ 充てん性微粒子は付着・凝集しやすく空隙が増えるため、充てん性は低下します。
- ⑶ 溶解性比表面積の増大によりノイエス・ホイットニー式に従って溶解速度が大きくなり、溶解性が増します。
- ⑷ 安定性表面積の増加や結晶の乱れにより分解を受けやすくなり、安定性は低下しがちです。
- ⑸ 結晶性粉砕の機械的エネルギーで結晶格子が乱れ非晶質化するため、結晶性は低下します。
解説
正解は⑶です。原薬を微粉砕すると粒子径が小さくなり比表面積が増大するため、ノイエス・ホイットニー式に従って溶解速度が大きくなります。難溶性薬物の吸収改善に微粉化が利用されるのはこのためです。一方、微粒子は付着・凝集性が増して流動性や充てん性は低下し、表面積の増加により酸化などの分解を受けやすくなり安定性も低下しがちです。また粉砕の機械的エネルギーで結晶格子が乱れ、非晶質化が進むため結晶性は低下します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成