電位依存性 Na⁺ チャネルを遮断する抗不整脈薬のうち、心筋の活動電位持続時間に…
電位依存性 Na⁺ チャネルを遮断する抗不整脈薬のうち、心筋の活動電位持続時間に影響を及ぼさないのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ シベンゾリンシベンゾリンはⅠa群で、活動電位持続時間を延長します。
- ⑵ ジソピラミドジソピラミドはⅠa群で、K⁺チャネル遮断により活動電位持続時間を延長します。
- ⑶ キニジンキニジンはⅠa群で、活動電位持続時間を延長しQT延長を起こすことがあります。
- ⑷ ピルシカイニドピルシカイニドはⅠc群で、Na⁺チャネルを遮断しますが活動電位持続時間にはほとんど影響しません。
- ⑸ メキシレチンメキシレチンはⅠb群で、活動電位持続時間を短縮します。
解説
正解は⑷です。Vaughan Williams分類のⅠ群(Na⁺チャネル遮断薬)は、活動電位持続時間(APD)への影響で分けられます。Ⅰa群(キニジン、ジソピラミド、シベンゾリン)はK⁺チャネル遮断作用も併せもちAPDを延長し、Ⅰb群(メキシレチン、リドカイン)はAPDを短縮します。ピルシカイニドはⅠc群で、Na⁺チャネルを強く遮断しますがAPDにはほとんど影響しません。純粋なNa⁺チャネル遮断薬である点がピルシカイニドの特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成