屋内プールで刺激臭がするという連絡を受けて駆けつけた学校薬剤師が、検知管と真空方…
体育の新任教諭が初めてプール水の遊離残留塩素とpH を測定することになった。学校薬剤師は測定にあたっての留意点について新任教諭から問合せを受けた。
屋内プールで刺激臭がするという連絡を受けて駆けつけた学校薬剤師が、検知管と真空方式ガス採取器を用いてガスCの濃度を測定することになった。ガスCの測定に用いられる検知管の取扱い及び測定方法に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。検知管 ― ppm真空方式ガス採取器
- ⑴ 冷蔵庫で保存した検知管は、取り出したら直ちに使用することができる。冷蔵保存した検知管は、充填された試薬の反応性が温度の影響を受けるため、室温に戻してから使用します。
- ⑵ 両端を折り取ったのちに使用しなかった検知管は、アルミホイルに包んで冷蔵庫で保存することができる。両端を折り取った検知管は試薬が空気に触れて劣化するため、使用しなかった場合でも保存・再使用はできません。
- ⑶ 検知管の変色層の先端面が斜めの場合には、中間点を濃度として読み取る。変色層の先端面が斜めになった場合は、最も進んだ部分と最も短い部分の中間点の目盛りを濃度として読み取ります。
- ⑷ 真空方式ガス採取器は、漏れがないことを確認したのちに、試料の採取に用いる。採取器に漏れがあると規定量の試料を吸引できず、濃度を過小評価するため、事前に気密性を確認してから使用します。
- ⑸ 真空方式ガス採取器で採取した空気を検知管に通す。真空方式では、検知管を採取器の先に取り付けて吸引し、試料空気を検知管に直接通します。採取器にためた空気を後から通すのではありません。
解説
正解は⑶と⑷です。検知管法では、まず真空方式ガス採取器に漏れがないことを確認してから使用します。両端を折り取った検知管を採取器に取り付け、採取器を引いて試料空気を検知管に直接通し、変色層の長さから濃度を読み取ります。変色層の先端が斜めになった場合は、最も長い部分と短い部分の中間点を読み取ります。冷蔵保存した検知管は室温に戻してから使い、一度開封した検知管は再使用できません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成