活性酸素による傷害を防ぐための生体防御因子に関する記述として、正しいのはどれか。…
活性酸素による傷害を防ぐための生体防御因子に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ カタラーゼは、過酸化水素を水と酸素に分解する。カタラーゼは過酸化水素を水と酸素に分解するので正答です。
- ⑵ スーパーオキシドジスムターゼは、活性中心にヘム鉄をもつ。SODの活性中心は銅・亜鉛やマンガンで、ヘム鉄ではありません。
- ⑶ グルタチオンペルオキシダーゼは、活性中心にマンガンをもつ。グルタチオンペルオキシダーゼの活性中心はセレン(セレノシステイン)です。
- ⑷ β-カロテンは、体内で代謝されてビタミンA となる。β-カロテンは体内で開裂されてビタミンAとなるので正答です。
- ⑸ ビタミンE は、主に細胞質で抗酸化作用を示す。ビタミンEは脂溶性で、主に細胞膜などの脂質中で過酸化を防ぎます。
解説
正解は⑴と⑷です。カタラーゼはヘム鉄を含む酵素で、過酸化水素を水と酸素に分解します。β-カロテンはプロビタミンAで、小腸などで開裂されてビタミンAとなり、自身も一重項酸素の消去作用をもちます。スーパーオキシドジスムターゼは銅・亜鉛(細胞質)やマンガン(ミトコンドリア)を活性中心にもち、グルタチオンペルオキシダーゼはセレンを含みます。ビタミンEは主に生体膜で働きます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成