下図は性感染症報告数(男女総数)の年次推移を示しており、ア~ウは梅毒、性器クラミ…
下図は性感染症報告数(男女総数)の年次推移を示しており、ア~ウは梅毒、性器クラミジア感染症又は淋菌感染症のいずれかである。以下の記述のうち正しいのはどれか。2つ選べ。50000(人)45000400003500030000 ア250002000015000イ10000性感染症報告数(定点または全数)5000 ウ0 199920002001200220032004200520062007200820092010201120122013201420152016201720182019202020212022(年)厚生労働省:性感染症報告数の年次推移より作成
- ⑴ アは、淋菌感染症である。報告数が最も多いアは性器クラミジア感染症で、淋菌感染症ではありません。
- ⑵ イの病原体は、ウイルスである。イは淋菌感染症で、病原体は細菌(淋菌)です。
- ⑶ イの母子感染の経路は、主に母乳感染である。淋菌の母子感染は主に分娩時の産道感染で、新生児結膜炎を起こします。
- ⑷ ウの血液感染防止のため、献血された血液の抗体検査が行われている。ウの梅毒は血液でも感染するため、献血血液の抗体検査が行われるので正答です。
- ⑸ ウは、感染症法(注)により、全医療機関において全数把握となっている。(注)感染症法:感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律ウの梅毒は感染症法で全医師に届出を求める全数把握疾患なので正答です。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑷と⑸です。図で報告数が最も多いアは性器クラミジア感染症、イは淋菌感染症で、いずれも感染症法の5類定点把握疾患です。ウの梅毒は5類の全数把握疾患で、すべての医師に届出が義務づけられています。梅毒は血液を介しても感染するため、献血された血液には梅毒の抗体検査が行われています。梅毒は近年報告数が急増している点も押さえておきましょう。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成