細胞周期は有糸分裂と細胞質分裂が起こる分裂期(M 期)と間期に分けられ、間期はさ…
細胞周期は有糸分裂と細胞質分裂が起こる分裂期(M 期)と間期に分けられ、間期はさらにG1 期、S 期、G2 期に分けられる。増殖中の細胞集団の細胞に対して、DNA 結合性蛍光色素で細胞を標識した。このとき蛍光強度は細胞内DNA 量を反映する。個々の細胞の蛍光強度を測定したところ、相対蛍光強度と細胞数の関係は下図のようになった。G2 期の細胞はどこに分布するか。1つ選べ。A B C細胞数1 2相対蛍光強度
- ⑴ 領域A領域AはDNA量が相対値1で、G1期の細胞が分布します。
- ⑵ 領域B領域BはDNA量が1と2の中間で、DNA複製中のS期の細胞が分布します。
- ⑶ 領域CG2期はDNA複製を終えてDNA量が2倍となり、領域Cに分布するので正答です。
- ⑷ 領域Aと領域B領域Aと領域BはG1期とS期の細胞で、G2期ではありません。
- ⑸ 領域Aと領域C領域AはG1期であり、G2期の細胞は領域Cだけに分布します。
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。DNA結合性蛍光色素の蛍光強度は細胞内のDNA量に比例します。G1期の細胞はDNA量が基準(相対値1)で領域A、DNAを複製中のS期の細胞は1と2の中間で領域B、複製を終えたG2期とM期の細胞はDNA量が2倍(相対値2)で領域Cに分布します。このようなフローサイトメトリーによる解析は、細胞周期の各時期の細胞の割合を調べるのに用いられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成