ソクマル薬剤師

この患者の治療に用いる放射性同位体¹³¹I を含む放射性医薬品に関する記述のうち…

37 歳女性。生後6 ケ月の男児あり。母乳哺育中。3 ケ月前に動悸、食欲亢進、体重減少が現れたため、かかりつけ医を受診したところ、甲状腺機能亢進が疑われ、精査の結果、バセドウ病と診断された。プロピルチオウラシル錠内服による治療が開始されたが、投与開始1 ケ月後の検査において、白血球数減少が認められたため、放射性同位体¹³¹I を含む放射性医薬品(ヨウ化ナトリウム(¹³¹I)カプセル)による治療に変更することになった。
この患者の治療に用いる放射性同位体¹³¹I を含む放射性医薬品に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、この放射性医薬品に含まれる¹³¹I の物理学的半減期は8 日、生物学的半減期は80 日とする。

解説

正解は⑵と⑶です。実効半減期は、物理学的半減期と生物学的半減期の逆数の和の逆数で求められ、1/(1/8+1/80)=80/11≒7.3日となります。¹³¹Iはβ⁻壊変によりβ⁻線とγ線を放出し、甲状腺に集積してβ⁻線で甲状腺組織を破壊するため、バセドウ病や分化型甲状腺がんの治療に用いられます。体内に投与して用いる非密封の放射性医薬品で、骨に集積する性質はなく、脳腫瘍の治療には用いられない点も重要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成

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