予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
予防接種に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 予防接種で得られる免疫は、人工能動免疫に含まれる。予防接種はワクチンにより人為的に免疫を獲得させるため、人工能動免疫に含まれます。
- ⑵ 予防接種によって免疫能を獲得することは、宿主に対する疾病予防である。予防接種で宿主の免疫能を高めることは、宿主対策としての疾病予防にあたります。
- ⑶ 予防接種法におけるA類疾病については、接種の努力義務はない。A類疾病については、対象者に予防接種を受ける努力義務が課されています。
- ⑷ 予防接種法におけるB類疾病の予防接種は、個人予防よりも集団予防を主な目的としている。B類疾病(高齢者のインフルエンザなど)は、個人の発病・重症化予防を主な目的としています。
- ⑸ 予防接種法に定められた予防接種による健康被害は、医薬品副作用被害救済制度により救済される。予防接種法による定期接種の健康被害は予防接種健康被害救済制度で救済され、医薬品副作用被害救済制度の対象外です。
解説
正解は⑴と⑵です。予防接種はワクチンにより人為的に抗原を与えて免疫を獲得させるもので、人工能動免疫に該当します。これは病原体・感染経路・宿主の感染症対策の3要素のうち、宿主の感受性を下げる対策(宿主対策)にあたります。予防接種法では、A類疾病は集団予防と重篤な疾病の予防を主な目的とし、対象者に接種の努力義務があります。B類疾病は個人の発病・重症化予防が主な目的で努力義務はありません。定期接種による健康被害は予防接種健康被害救済制度で救済されます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成